上部内視鏡検査(胃カメラ)
当クリニックでは、高性能の内視鏡システムを導入しています。精密で患者さんに負担の少ない上部内視鏡検査と、丁寧な診断により、予防と治療をおこなっています。
こんな症状はありませんか?
- 胃が痛い、胃もたれ、胃がキリキリする
- 胸やけがする、胸が痛い
- ゲップや吐き気が続く
- なまものを食べた後に腹痛になった
こんな病気の疑いがあります
逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性胃炎、ピロリ菌に感染による炎症、胃アニサキス症、咽頭・喉頭がん、胃がん、食道がん など
診断と治療について
銀座・築地という場所柄、生魚による「アニサキス」を発見することもあります。その場合は、内視鏡を使って、すぐにアニサキスを取り除くことができます。胸の痛みは、消化器官の疾患である「逆流性食道炎」の疑いもあります。早期の胃がん、食道がんなど、悪性の病気が疑われる場合は、速やかに専門病院や総合病院にご紹介いたします。
自己判断せずにきちんと検査をすることで、症状の緩和と疾患の治療法がわかります。
上部消化器官疾患のリスク
食道、胃、十二指腸の疾患の多くは、暴飲暴食やストレスが原因で発症します。食べ過ぎはもちろん好ましくありませんし、食べてからすぐに寝るなどの習慣は、食道炎のリスクとなります。仕事や人間関係の悩みなどからくるストレスは、胃潰瘍のリスクになります。
内視鏡検査で異常が見られない場合
胃の痛みや胃もたれなどの症状が、慢性的に続いているにもかかわらず、内視鏡検査などをおこなっても、胃潰瘍・十二指腸潰瘍や胃がんなどの異常がみつからない場合、「機能性ディスペプシア(FD)」の可能性があります。胃がんのように命にかかわるものではありませんが、患者さんの生活の質を大きく低下させてしまう病気です。治療には、漢方などを含む適切な処方薬もあります。
内視鏡検査の流れ
1前日
夜の9時以降は、食事をとらないで就寝していただきます。
水分摂取はお水のみOKです。
2当日
朝食はとらないでください。持病のお薬などがある方は、検査の3時間前までには服用してください。(低血糖のリスクがあるため糖尿病の薬は飲まないでください)
3麻酔
検査の痛みを和らげるため、ご希望の方には鎮静剤を使用します。
検査する患者さんの体調をよく診察し、その方に応じた鎮静剤の量を調整します。
4時間
検査の所要時間は5~10分程度です。
5リカバリー
麻酔が切れるまで、別室のベッドでお休みいただけます。
麻酔を使用された場合は当日の車や自転車の運転はできませんので、ご来院の時ご注意ください。
院長からのアドバイス
来院された患者さんの中には、長い間、胃の不調をこらえてお仕事をなさっていた方も多くいらっしゃいます。不安な状態が長引くと、それ自体がストレスになる場合もあります。内視鏡検査をして、潰瘍が見つかれば治療を行えますし、何も悪いところがなければ安心につながります。胃がんの早期発見・早期治療は、内視鏡検査の最大のメリットであると言えます。早期発見すればお腹を切らず内視鏡で治療ができる時代です。不調のある方は、早めに検査を受けることをおすすめします。